| 2005/1/27 (Thu) 土沖過去話 「土方さん、みてー」 愛らしい声が聞こえ土方はしていた作業を止め声がする方を向いた。そこには沖田がいて、手には画用紙を持っていた。その画用紙にはリスが栗を持っている絵が描かれている。お世辞にも上手だとは言えないが顔や服にクレヨンがついている事から余程一生懸命描いたと言う事が見て取れて土方は微笑い、褒めるように沖田の頭をぐしゃぐしゃと撫でながら言った。 「おう、よく描けてるじゃねぇか」 「なんのえかわかりやす?」 「リスが栗持ってんだろ。上手いなァ総悟は」 褒めてやるとえへへと愛らしく笑いながら土方に擦り寄ってきた。可愛いなぁ、とつい顔がだらしなくなってしまう。 「うん、くりとリスなんでさァ」 「ハハハそうか!栗とリスな!」 「ちゃんとよこにかいておこ。く、り、と、り、す…っと」 「うんうん、書いとけ書いとけ!栗とリスー…って、……。……クリと、リス…?」 土方はもう一度、口に出してみて押し黙った。栗と、リス。クリと、リス。クリトリス…。頭の中で文字が変換され浮かび上がってきた卑猥なその単語に土方はくしゃりと髪をかきあげる。沖田は、ただ純粋に、栗とリスの絵を描いただけなのだろうけれども。汚い大人の思考回路はどうしてもいやらしい方へいやらしい方へといってしまい、それ以外考えられなくなってしまう。 「……………」 すでに絵の横に「くり」と書いてしまっている総悟の手を土方はやんわりと握って止めた。 「総悟君、悪い事は言わないからリスと栗にしておきなさい」 「えぇ…やだ。栗とリスなんでさァ」 「変わらないだろ」 「変わらないならどっちでも良いじゃないですかィ」 「良いから、リスと栗、だ!」 「……土方さんって意外とわがままなんですねえ」 「お前に言われたかねぇよ!」 大きな声で叫ぶと沖田は黙って手を置いたがその代わり立ち上がり言った。 「……もういいでさァ近藤さんに見せにいこ」 「待て待て待て待て」 「なんですかィ」 慌てて止めに入る土方に少し鬱陶しそうに沖田が止まり振り向いた。 「見せに行くのは良いが、栗とリスじゃなくってリスとく」 「うるさい!」 「コラ!うるさいとはなんだテメェ目上の者に向かって」 「うわーんっ土方さんが怒鳴ったァわぁあーんっ」 「わっ、おい総悟っ…!」 ふえーん、と声を上げて泣き出す沖田に土方は慌てる。頭を撫でどうにかして泣き止んで貰おうと手を尽くすが沖田が泣き止む気配はない。 「わ、悪かったって総悟!あぁっ、そうだ!お前この前俺の竹刀欲しいって言ってたろ!あれやるから!な!ちょっと待ってろ!」 「ふええっ」 そう言って土方は泣く沖田を置いて逃げるようにその場を去っていった。 「…………」 土方が去るのを確認すると沖田はピタと泣くのを止める。そしてべ、と舌を出して笑った。 「土方さんってばあんなにあわててばかみたいでぃ」 そう言ってフッと一人ほくそ笑む沖田だった。 ―――――――――――――――― 全部知っててからかってた総悟君(可愛げねぇな) ―――――――――――――――― クリトリス連呼してる土方が恥ずかしいわボケェ 2005/1/28 (Fri) 土沖だよ 大きい山をやり終えた真選組は全員で遊郭まで行く事になった。隊士達が盛り上がる中、土方は横にいる沖田にそうだ、と思い出したように言った。 「総悟、お前は留守番してろ」 「え…なんでですかぃ」 「まだ子供だろ」 「…」 言われて沖田は大きく目を見開いた。 全員で遊郭に行く事なんて当たり前だが滅多になくて、この間行ったのはもう3年も前の事か。その時はまだ遊郭になんて興味無かったし、年齢の点で言えば自分でも子供だと言う事は認めざるを得ない年齢だったので一人で留守番をしていたが。今はもう立派に大人と言い張れる年だ、と、沖田は思っていた。遊郭には余り興味はないが、土方に子供扱いされるのはどうしようもなく嫌だった。 それに土方は、もう自分の年頃くらいには年上キラーとして名を馳せていたくせに。沖田は心の中で呟く。イラついてドス、と土方の足を蹴った。何すんだと叱られたが怒りたいのはこっちだと、沖田はつい凄みながら感情的に叫んでしまった。 「土方さんは俺を子供扱いばっかする!」 「ハンッ!ガキをガキ扱いして何が悪いってんだアァ!?」 凄めば凄み返してきた土方に沖田は口篭る。けれどふ と何か思いついたのか嘲笑ともとれる笑みを見せた後首に巻いているスカーフをシュルルと抜いた。何をするつもりだと怪訝そうに見てくる土方の視線を無視し沖田はその後も上着、ベスト、と次々に着ているものを脱ぎだした。上半身最後の一枚のワイシャツのボタンをぶちぶちと荒く外してだした時、ぐ、と土方に手首を掴まれた。 「なにやってんだよ」 「………」 他の隊士達もいるのに、と叱り付けるように言った土方を一睨みした後沖田は無理に掴まれている手首を渾身の力で振り払った。そしてもう一度押さえ付けようとする土方より一瞬早く、土方の首へと腕を回し唇を、触れ合わさせた。 「――――ッ!!」 離されそうになるが必死で土方に抱き着き沖田は口に溜めた唾液を舌と一緒に土方の口腔へ送り込む。くちゅ、といやらしい音が部屋に響いた。そのまま土方の舌を器用に絡めとり撫でるように愛撫してやる。ビクッと土方の身体が震えるのが密着した身体から伝わってきた。にや、と沖田は心の中でいやな笑みを浮かべて土方の口腔を思い切り弄ってやった。 「(おい、こら!ちょっ、)」 無理に舌を潜り込まされて押し返す事ができない。それになにより。 「(こいつ、うまい…っ!)」 いつも主導権は自分にあって、沖田が掘る事なんてあった事がないので土方は知らなかったが沖田はキスが物凄く、上手かった。どこで覚えたのかは知らないが土方の息子が硬くなるくらいには。少しの屈辱感と甘い快感を味わいつつ土方は沖田がするに任せた。 そのまま何分経ったか。唇が離れる頃には土方の息はすっかり上がってしまっていた。 「っ…ハァッハァッ、っおまっ、!」 「なァにが…、ガキでィ…」 土方が文句を言う前にペッと唾を吐きながら沖田が言った。そしてキッと土方を睨んだかと思ったらガッと、土方の股間を掴んだのだ。おい、と土方がいい加減切れ、怒鳴ろうとしたら先に沖田に怒鳴られてしまう事になった。 「土方さんしっかり勃起してんじゃないですかィ!」 「土方さんは子供相手に勃つ変態なんですかィ!?」 「やっ、おまっ…」 「へんたい!土方さんのへんたいー!」 「ショタコンなんだろィ!俺の童顔と華奢な身体が目当てだったんですかィ!!」 口を挟む間もなく捲くし立ててくる沖田に何も言い返せない土方。隊士達が副長…と蔑みの目で見ているのが分かる。 「待て待て。お前人の事をショタコンだの変態だの好きかって言いやがって」 「なんでィ。違うってゆーんですかィ。じゃあ俺が子供じゃないって事、認めるんですねィ?」 「そうやってムキになるところがガキだっつイッテェエてめっ、」 あくまで子供だと言い張る土方の頬に沖田の右ストレートが決まった。怒鳴ろうとしてけれど上目遣いに自分を睨んでいる沖田が可愛くて少し戸惑う。 「土方さんのばかやろこのやろ!」 その土方の怯んだ隙にここぞとばかりにボコボコと所構わず殴ってくる沖田を土方は軽くあしらいつつ考える。 遊郭なんてまだ早い、そう思っていたが自分は沖田くらいの年の頃にはもう女遊びをしていた。沖田ももう、そんな年頃なのだ。子供だ子供だと思っていたが真選組内でも立派に一番隊隊長を務めているし剣の腕は言うまでもなくピカイチだ。遊郭にだって勿論行っていい年なのだろう。 「…………(でもやっぱ)」 沖田が遊郭に行って女をコマしたりするところなんて想像したくないしできないしそれを目の前で見るのはもっと嫌だ。けれども連れてけ、と言う沖田を丸め込めるような良い言葉が浮かばず土方は最終手段とばかりにボソリと小さな声で、言った。 「俺も行かないから」 「え」 「俺も行かないから、お前も行くなよ」 「………」 とんでもない譲歩もあったものだ。心の中で思いつつけれども他に良い言葉が浮かばずに土方は沖田から目線を逸らしつつ言った。隊士達がえー行かないんスかーと文句をたれているが構わない。沖田は考える素振りを見せると少し微笑みながらしょうがないですねィと呟いた後続けて言った。 「じゃあ…いいですァ俺も行きやせん」 そう言った沖田にホと息を吐き心の中で苦笑しながら思った。 「(本当にガキなのは俺だな…)」 ―――――――――――――――― なんか下品なねた多いですねここ ―――――――――――――――― 初々しさがあっていいと思ったんです 2005/1/31 (Mon) 土沖えろ 「ヒィ、ひ、ァアアっ、ちょ、まって、!」 珍しく沖田が焦ったような声を出すものだから土方は意地悪くも沖田の静止の声をきかずピストンを続けた。堪らないと言った様子で身体を捩じらせあられもなく高い嬌声を上げる沖田を土方は本当に物珍しそうに見つめる。 「ちょっと、ま、ァア、待ってってばァ、アアッ」 ぐり、と少し奥を突けば一際高く喘ぎ沖田は瞳に涙を滲ませた。久しぶりに見る沖田の涙に少し焦ったがけれども気分が高揚していたからかやめてやろう、と言う気にはなれなかった。寧ろ泣け、もっと、泣き叫べば、良い、と、思っている自分がいて土方は自分でも性格が悪いなと思った。 「だめ!おれが動いて良いって言うまで、ハァッ、は、動かないで…!」 絶えず上げる嬌声の合間を縫ってなんとか沖田はそう言って、キッと土方を睨んだ。けれどその瞳は潤んでいたし快楽からか吊り上げてるつもりなのだろう眉は下がっていたし眉間に皺が寄っていてそれは「脅し」と言うより「哀願」をするような表情で。しかしあんまりにも切羽詰っている様子が少し可哀想になって土方はずっと続けていたピストンを少し止めてやった。 「ンだよ…そんなにイイのか」 「ン、…イイ…、」 「………」 顔を横に背け顔を赤くしながら、けれども素直に返事を返す沖田を土方はしげしげと見た。いつもの強がって唇を噛みながら必死に嬌声を出すまいと頑張る沖田も可愛いけれど。 「(こっちの総悟もイイわ…)」 ―――――――――――――――― イボイボつきのコンドームに悦がる総悟君 ―――――――――――――――― 果たしてイボイボはそんなに悦いのか? 2005/2/5 (Sat) 土沖 土方の横っ面を沖田は急に殴ってやりたくなった。 自分の手の平を見つめて、ぎゅ、とそれを握る。それからちら、と土方の右頬を見た。あそこにこの拳を勢いよく当てれたら、どれだけ気持ち良いか。 試しに殴るところを想像してみる。今の隙だらけな土方にけれども当たる確立は30%あるかないか、か、と沖田は思った。土方は不意打ちには慣れている事を沖田は知っていたし殺気の篭った拳に土方が気付かないはずがない。 殴ったらきっと少し面倒な事になるだろうし(何しろこれでも土方は上司だ上司に暴力を振る事は一応、禁止されている/その他にもきっと主に夜に後悔する事になるだろうと沖田は思っていた)暴力は沖田もあまり好きではなかったから本当にどうしようかと迷う。 「…………」 こちらを見ようとしない土方にとんとん、と靴のつま先で地面をノックしてみる。 それでも土方はこちらを向かなかった。 「(なぐってやる…)」 ぐ、と静かに握ってた拳を強く握り締め直して、思いっきり土方の右頬目掛けてストレートを繰り出す。見事に決まったと思ったそれはけれどもしっかりと土方の右手の中に納まっていた。 「……(ちぇっ)」 怒鳴られるかなぁと思って上を見上げたが土方は沖田の方を見てもいなかった。 たださきほどから土方と喋っていた女が驚いたように自分を見ていた。次はその顔に唾を吐いてやりたいと沖田は思った。 ――――――――――――――― ――――――――――――――― 文が乱れてるな |