けたたましく甲高い音が近藤土方沖田の寝ている部屋に鳴り響いた。頭にガンガンとくる耳障りな音。土方は顔を顰めながらゆっくりと目を開けた。そしてバンと些か乱暴に爆音を鳴り響かせる目覚まし時計を押す。いつも思うがこの音は余り目覚めを促すのに適した音ではない。朝くらい清々しく起きたいものだとそう思いながら横を見ると近藤も顔を顰め眠そうに目を擦っていた。けれどその下を見ると沖田がスースーと安らかな寝息を立てて寝ていて。

「…………」

毎度の事だけれども五月蝿く鳴っている中でよく眠っていられるなと土方は呆れながら思う。

「起きろ、総悟…、総悟!!」

そして無理やり起こしけれども目覚めない沖田を少々乱暴に揺すりながら大声で叫んだ。沖田は小さく呻いたがまたすぐに規則正しい寝息を立て始める。チッと舌打ちをすると次は耳元で大声で叫んだ。起きろ、と。それには流石に沖田も目が覚めたのか眉を顰め目を擦った。

「んー…まだねむい…」

けれどもそう言ってコロンと寝返りを打つ沖田に土方は眉間に皺を寄せ握り締めた拳をふるふると震えさせる。そしてハァと溜息を吐くとバシンッと平手で沖田の頭を強くぶった。それに沖田は叩かれたところを押さえ眉を寄せながら土方を睨むと大声で叫んだ。

「いったァっ…近藤さーーんっ、土方さんがぶったー!!いたいーッ!!」
「うるせぇこのガキ!!甘えてねぇで早く起きろ!!」

近藤に甘えるかのように叫ぶ沖田をそう言いながら蹴る。叫ぶ元気があるなら起きろと思いながら叫んだ後またすぐに寝ようとする沖田にもう一度ぶん殴ってやろうかとポキと指を鳴らした。けれどもう少し優しく起こしたれよと苦笑しながらだろう言う近藤の声が聞こえ土方は脱力したかのように腕を下ろししゃがみ込んで次は少し柔らかに言った。

「ほら、総悟。起きろって」
「ん〜…」

ペシペシと弱く頭を叩きながら言うと鬱陶しそうにそれを手で払いながらけれど起きる傾向は見えず。仕方ねぇな、と起きて数分の内にもう何度も吐いた溜息をもう一度吐き土方は枕元にキチンとたたまれている沖田の隊服を手にとった。そして沖田を仰向けにさせると寝巻きを脱がせる。

「腕あげろ」
「ん…」

大人しくされるがままになっている沖田を少し可愛いと思いながらその反面こいつの朝の弱さには本当にむかっ腹が立つと思う。けれども世話を焼いているのはやはり沖田が愛らしいからで。本当に得な性格してるよな、と心の中で呟きながら土方は隊服を着せていってやった。そしてぐい、と無理やり起こす。ちゃんと起きてろよ、と言うと自分も着替えそれから朝御飯を持ってきてやった。

「起きてろつったろ…」

けれども戻ってきてみると沖田はスカスカまた寝ていて。

「服に皺寄るだろーがよ」

しょうがない奴だな、と苦笑しもう一度起こしてやる。沖田はんん、と不機嫌そうに唸りこしこしと目を擦った。もう寝ないようにと背中に腕を回し起こしながら土方が御飯を箸で掴む。

「口開けろ」
「ん」

ほら、と御飯を口元まで持ってきてくれた土方に沖田も素直に口を開けそれを口内に入れた。眠気で余り味はしないが朝、御飯を食べないと倒れたりするのだ。もぎゅもぎゅと無理やり胃の中に詰め込む。

「ちゃんと噛めよ」
「ん」

お節介にも注意してくる土方にけれども沖田は何も言わずまたも素直に返事を返し重い顎を使い口の中の物を噛み砕いた。ともすればまた深い眠りにつきそうな沖田を揺すり起こしながら御飯を食べさせる。

そんな、朝


END


世話焼きすぎな/でもやり過ぎくらいが丁度良いんだ土沖は(何様…!)/あ、3人は川の字で寝てる感じで…(夢見すぎ)

 起床の時間 041124