ドガッ

耳元で、大きな音がなった。顔の横には、長い足。それを辿っていくと不機嫌そうな顔をしている土方に行き当たった。機嫌がもっと悪かったら沖田にあたっていただろう土方の靴が今回あたった壁は、ひびが入っている。おっそろしー、思いながら沖田は、勇気を振り絞って土方の方を見てみ、ようとしたけれどもやっぱり無理だった。だってね、こいつ怖いんだもん、この前チラリと目ぇ合わせただけで何メンチきってんだよオラとか言って叩かれたもん、どこのチンピラだよタァコ!沖田は視線を下に向けて殊勝なふりをしながらそんなようなことを思っていた。

「オイ」
「ッデ!」

だけどそのまんま足で頭を強く小突かれて思考は停止を余儀なくされた。随分と強かに蹴られたらしい、一瞬眩暈がして、思わずしゃがみこむ。頭を抱え込んでうーん、唸ってみたのだけれど同情を買うことはできなかったようだ(元より期待なんてしてやいないけど!)。

「なにおこってんの…」

言った瞬間バシンッと頬を打たれた。目ぇ瞑って痛みに耐える。喋るなってことだ。分かったよ、黙ってればいーんだろ、沖田はつんっとそっぽを向く。そうした瞬間ビリビリッと服を破られた。上等な絹が裂ける音が響く。荒々しく壁に押し付けられた。こうなったらもう沖田は力を抜いてできるだけ土方に逆らわないようにするしかない。カチャカチャとベルトを外されて縮こまったペニスが露になる。さっむーい、思った瞬間鋭い痛みが走った。噛み付かれたのだ。

「いっったあーい!!!痛い!いたいいたい!」

痛みに耐えられなくってばしばし土方を叩く。何とか逃げようともがくけれどもガッシリと畳に押さえつけられていて下半身が動かせない。痛みにペニスが萎えた。そうなったら土方は、今度は優しく、歯型をなぞるように舐めてきた。ひくひくっと体が快楽に震えてしまうのが沖田の学習能力の無いところだ。

「あっ…あぁ、ん、」

激痛からの落差があんまりにもあったせいでかいつもよりひどく感じてしまう。噛み締めた唇の間から零れる甘い声が恥ずかしい。すっかり萎えていたペニスがじょじょに硬度を増していって、土方の口の中で膨らんでいく。濃い液たらしてひくひく震えていた。気持ち良さに浸っている沖田をよそに、土方はいつまたその可愛らしいペニスに痛い思いさせてやろうかって考えていた。沖田だって土方がこのまんまずっと気持ち良いことしてくれているはずないって分かっているのだけれど快楽には敵わない。早く逃げなきゃって思うのにもう少しもう少しって。男ってのは大馬鹿野郎です!




END

隊服のシャツがシルクだったら爆笑だわ
どこの貴族だよって
そしてたまにはMじゃない沖田を 

マーチ−ル 080329