| お:お呼びだよ。サディスティック星の王子様。 コノヤロー回し蹴りドガーッ!ジャブ、ジャブ、右ストレート!アッパー!カウロイ!フックフック、ジャブ!どんがらがっしゃーん、ガダッ、がだんっバンっ、おいおい何事だってみんなが集まってきた頃にはもう遅かった。おおおう、これはもう止められねぇぜ、平隊士たちどころか隊長格の人間も止めようとはしなかった。だって怖すぎる!そんな中1人の勇者がいた。 「総悟ーーー!!!!!」 大きく叫んだその声は沖田の耳に届いたらしい。ピタッと沖田の動きがとまった。その隙にみんなでいっせいにとびついた。猛獣一匹確保しました! 「てんめぇは何やってんだよ!」 「いやあ…」 もういいから、もう暴れないから、沖田は隊士たちを振り払う。沖田の部屋は無残な姿になっていた。必要最低限しか置かれていない家具はすべて破壊されている。素手でこのパワーとはなんとも恐ろしい、土方は思った。加えてこの凶暴性、野放しにしておくべきじゃないなと思った。 「俺の中のかわいいサディックちゃんが騒ぐんでさァ、暴れたいって」 「ちゃんとしつけしろォオオ」 てゆーかむしろ捨てろ!土方の声は無視されて沖田の中のサディックちゃんはどんどん育っていきました。だってお別れできるわけがありません!サディックちゃんは沖田総悟なのだから。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― き:斬れ! その手に握りしめたもので人を殴っても死なないはずだった。面、小手、突き!おー総悟お前は上達が早いなー!近藤さんの笑顔、土方バカヤローの面白くなさそうな顔(沖田がそう思っているだけで実際土方はほほえましくおもっていた(顔にださないだけで!)、てい、やー、とりゃー、みんなやっつけてやった。負けた奴も笑って総悟にはかなわねぇなって。そりゃあ楽しかったさ。だけどいつからか負けた奴が何にもしゃべらなくなってしまった。ねぇ、話かけて足で蹴飛ばしてごろん、上を向かせると白目剥いてる。あ、しんでるんだ、あ、おれがころしたんだ、あ、そうなんだ、でもだって、 「斬れ!」 誰かが頭の中で命令した。俺に命令するなんて百年はや、え、命令したのは自分自身?あぁ、なら…しょうが、ないね。それは命令じゃない意思だ。自分の意思だ。自分の意思で殴ったら死ぬもの握りしめたんだ。後悔?のーのー、これはそうじゃない。 「か・い・か・ん」 なにが? ―――――――――――――――――――――――――――――――― た:例えばこの手が何も殺せなくなったら、 沖田が寝込んだ。 「うーんうーんうーんうーん」 「おいうるせぇよ静かにしろよ黙れよ息とめるぞ」 土方の部屋で。 「自分の部屋行けよォオマジでぇええ、だりぃなぁこいつほんとに!」 「今のおれは存在していていいのだろうか」 「はぁ?」 ひとことぼそりとそういうと沖田はまた眠りの世界へおちていってしまったようだ。熱とはなんと凶悪獰猛なのだろうか!このわたくしを動かなくさせてしまうとは!すんげぇよマジ。 「(はぁはぁ、)」 沖田は薄く眼を開いた。見えるのは自分の手のひら。動かす。ゆっくりとしか動かせない。今、敵に踏み込まれたら?殺されるならいいけど捕えられて何か要求されたら?あぁ今の自分のなんと役立たずなことか! 「(殺せない自分に存在価値などない)」 熱よ、具現化してみろ、一発で仕留めてやるぜ。まだ存在価値をなくす訳にはいかない。 END |
| どれもお題からずれてる おきた 080520 |