滅多に見せない真剣な顔が少し、可愛くて。 土方は時折チラと隣に座る沖田を盗み見ていた。
つい最近免許をとったばかりの沖田に事故るかもしれないリスクを負ってまで運転を任しているのはここ最近滅多に見ない沖田の真剣な顔が見れる、から。
それに捻くれた性格と違い沖田の運転はとても控えめで見ていて楽しい。この前も信号を曲がるタイミングが掴めずなかなか曲がれなくて焦っている沖田を見て土方は笑いを抑えるのに必死だった。
チラチラ見る土方の視線にいつもなら嫌味の一つも言う沖田が(と言うか土方も普段はチラチラ沖田を見たりはしないが)運転に集中している為か気付いていない。好きなだけ真剣に運転に取り組む沖田を見ていられる。しかしあんまりに見つめていた為か寄せられた眉やきゅ、と引き締めているピンク色の唇。黒い隊服から覗く真っ白なうなじに欲情してしまって。


「総悟、そこ右に曲がれ」
「ちょ、いきなり言わないで下さいよ!」

急に言ってきた土方に少し慌てて、けれどもちゃんと右のライトをつけてから沖田はハンドルを右に切った。不器用に少し大降りになっているそれが可愛くて土方は口だけで笑う。

「次の角は左な」
「……どこ行く気なんですかィ」

見回りのルートから外れつつあるのに気付き沖田は聞く。けれど文句を口にしながらもちゃんと言う事を聞いて沖田は左折した。土方は沖田の問いには答えずまた行く道を指図する。それが何度か続いた後土方が言った。

「止まれ」
「………」

命令口調なのが勘に触ったのか返事はせずにけれども沖田は言われた通り車を止めた。キキィッとささやかな反抗のつもりで少し乱暴に。それから辺りを見回してみると全く人気の無いところでこんなところで何をするのかと沖田は疑問に思う。近くで攘夷志士の密談でも行われているのかと思いつき身を引き締めようと思ったあと土方がシートベルトを外したのに気付き土方の方を向こうとしたら。

「アッ!」

身を乗り出し沖田の方まで上半身を伸ばしてきていた土方に抱きすくめられた。そのまま首筋を舐められその刺激が直にペニスへときヒクンと身体に快楽が走る。一瞬抵抗をする事を忘れ気を抜いていたらズボンに入れてたシャツを出されて手の平で脇腹を撫でられた。冷たい手の平にけれどもしっかりと感じてしまう。ピクンピクンと太ももの付け根の辺りに快楽の波が押し寄せてきた。

「ん、ちょっ、土方さん!見回り中でしょう…っ」
「いつもサボってる奴に言われてもなぁ」

言われて、言い返す言葉もないのか沖田は口を噤んだ。けれどもセックスをするのには抵抗があるらしく無言のまま両手で土方の胸を押し引き剥がそうとする。可愛らしい抵抗にもなっていない抵抗に土方は笑いけれどもその両手を引っ掴んで沖田の頭上に一括りにしてしまった。

「も、いい加減にしてくだせぇよっ…!」

土方が本気でセックスをするつもりなのが分かったのか少し焦りながら沖田が言った。けれども無視してスカーフを外しシャツのボタンもベストが邪魔しないところまで外す。そしてまた首筋に噛み付くようにキスをした。それにピクンピクンと身体を震えさせながら声までも震わせて沖田が言う。

「ンっ、こんな狭いとこで、…俺絶対ヤですからね!」
「やァ、結構いいモンだぜ。車の揺れる刺激が癖になるんだよ」
「……シたことあるんですかィ」
「………」
「ひじかたさんさいてーい!普通他の人とシた話スる前にしますー?」
「いや…、」
「でりかしーのない人とはできやせんね!離してくだせぇよ」

珍しく墓穴を掘る土方にここぞとばかりに沖田は文句を言った。けれどもそれは何とか逃れようと必死なのが見え見えで土方にとっては可愛らしいもので。ピーチクパーチクと文句をたれる沖田を何でもないかのように軽くあしらい行為を続ける。

脇腹にやっていた手をもう少し上にやりピンク色の乳首に触れさせた。途端文句の声を中断し沖田が高い声を上げる。敏感過ぎる身体に土方は薄く笑った。クリ、と弾くように刺激してやれば一際高い嬌声をあげる沖田。くりゅくりゅと円を描くように乳首を弄びながらふ、と思い出したように土方が言った。

「そういえば隊服でヤんの久しぶりだな」
「なん、っか、ァア、う、土方さんが、ハァッ、言うと、いやらしい…、っでさァっ、変態!」
「ンだとゴラ」
「それに、まだ、ヤるなんてアァッ、言ってやせん、ぜ…っ。はなして!」
「っるせぇなァ。静かにしてろよ」

少し鬱陶しそうにそう言って土方は勃ってきた乳首に思い切り爪を立てた。ううと苦痛の声を漏らす沖田にけれどもこの刺激が一番沖田が好きな事を土方は知っていた。少し痛いくらいの方が沖田は好きなのだ。眉を寄せながらも頬をピンク色に染め甘い声を荒い息と同時に漏らしているのが良い証拠だ。
けれどもこのまま土方の思い通りにされるのが相当気に入らないのか沖田はまた悪態をついてきた。

「土方さ、んがァっ、運転しろってゆうから、っまだ慣れないのにしてやったのに!よ、欲情するなんて、っァアッ、う、さいてい、でさァ」
「……」
「こ、これだからへん、たいのッフぁあッ、かんがえることは、わかんねぇ、やっ」
「……もう黙れよ」
「ンッ!」

まだ抵抗を口にする沖田にうるさいとばかりに土方はその口を塞いでしまう。そして沖田が歯を閉じる前に舌を潜り込ませて沖田の感じるとこを舐めた。沖田の身体の力が少し抜けたのを見計らい極めつけにゆっくりと歯列をなぞる。その甘い刺激に身体はビクと震え気持ち良さを訴えているのにまだ抵抗するのは諦めてないのか舌を噛まれそうになった。それをギリギリで避けて逆に沖田の舌軽く噛んでやる。一際身体が大きくはね沖田は眉を寄せ土方の隊服のコートを掴んでいた力を強めた。

クチュクチュと聞こえるいやらしい水音に沖田の頭は麻痺してくる。歯の奥の方をゆっくりと上下に何度か擦られて身体が面白いほどにはねた。ン、ンと自然と甘い声が唇のはしから漏れる。段々と力が抜けていって、悔しいのだが土方に縋りつく事になった。


濃厚な口付けは何分も続き数分経つ頃にはもう沖田は反抗する気力すら奪われていて。チュウチュウと必要以上に唇を塞がれて口腔をいやと言うほどくすぐられて、漸く唇が離れた時にはぐったりとしていた。
だからベルトを外されジッパーもおろされても抵抗ができなかった。けれどズボンを下ろすつもりなのだろう腰を浮かせろと言われてプイ、と顔を背け沖田は拒否した。まだ反抗的な沖田の態度にじゃあいいと一言言うと土方は構わず服の上からペニスを刺激してきた。グリグリと余り優しいとは言えないそれにけれども沖田は気持ち良さそうに眉を寄せ甘い吐息を漏らしていた。除々に勃起してくるペニスがズボンの中で窮屈そうにしている。下着とズボンが邪魔で勃ち上がってくるペニスが圧迫されて、痛い。それにその内服越しの刺激が焦れったくなってきてしまって沖田はもじもじと足を揺らし始めた。

それがどれくらい続いたか。かなり我慢していた沖田もついに耐え切れなくなり恥を忍んで言った。

「ひ、ひじかたさ、…ッ、ン、…や、ヤるなら、服の上からじゃ、なく、ァッ、て、っ」
「お前が言う事きかねぇからだろ。して欲しいんなら自分で脱げ」

けれども俺は下ろしてやらないと言う土方に沖田は唇を噛む。自業自得なのだが余りにやり方が汚いと、沖田は思った。けれど俯いて黙りこむ沖田にも土方は容赦してくれなかった。少しの間やめていたペニスへの刺激をまた始めだしたのだ。さきほどより、激しく。

「い、やァ!う、も、っ…いや、って、ばァ!ちゃ、ちゃんと自分で脱ぎやすからァっ、うあ、ァ!」

我慢し切れなくなってか沖田は少し涙を滲ませながら半ば叫ぶように言った。その声を聞いてやっとやめてくれた土方にホと安堵の息を吐く。けれども早く下ろさなければまた意地悪をされかねないと沖田は急いでズボンを下ろそうとした。けれどぐ、とズボンを掴みそのまま下ろす事ができずに沖田は眉を寄せて目を閉じた。

「(っ…これ、はずかし、っ…)」

大抵いつも土方に脱がせて貰っていた沖田に自分から素肌を晒すと言う経験はなくて、それが驚くほどに恥ずかしいものだったのだと今、気付いたのだ。鼻で笑う土方の声が聞こえ沖田は悔しさに唇を噛む。
けれども今ここで躊躇っていると余計土方を喜ばせるだけだと思いぐ、と勢いよく下着共々太ももの半分くらいまでズボンを下ろした。ぷるんともう既に半勃ちになっている沖田の可愛らしいペニスが露になる。上も下もキッチリと隊服を着込んでいる為か露になっているその部分がやたらと気になってしまう。沖田は羞恥に耐え切れず土方の顔が見れずに横を向いて唇を噛んでいた。

沖田の愛らしい表情を見ながらフと笑い土方は露になったペニスに指を絡めた。ピクピクと震えているペニスは粘着いた液を出していそれが下着にもくっついていて下着とペニスを卑猥に糸が繋げていた。とてもいやらしいと、土方は思う。
指でそれを切ってそれからペニスに絡めた指にきゅ、と少し力を入れてゆっくりと上下に扱く。

「ふ、アァッ、ア、!あ、!あぁっ…ッ〜〜っ…!」

絶妙な土方の指遣いに身体を捩る沖田。優しく扱かれながらぐに、と亀頭を親指で潰すように刺激されると沖田は呆気なく精を放ってしまった。

「ハァッ、はぁっ、は、ふっ、う、っ、ッ…」
「あーあ…イくなら言えよ。シート汚しちまったじゃねぇか」

そう言いながら少しシートを倒した土方に沖田は何をするのかと少し怯えながらけれども不条理な土方の言葉に腹が立ち少しだけ土方を睨んだ。だからかどうかは分からないけれどもシートを倒されただけでも少し沈んだ身体を足を引張られて余計に沈められた。その為普通尻があたるところに背中の下の方があたっている。寝転ぶでもない、起きているでもない、微妙な体勢にさせられた。そのせいで土方に沖田の真っ白な尻が晒される。少し尻を突き出すような格好になっている為恥ずかしくてしょうがなかった。

その格好にしたまま土方は尻に顔を埋めてチュッ、クチュッ、とわざと(としか沖田には思えなかった)恥ずかしい音を立ててアナルを舐め始める。舌でれろ、と舐められたり一際強く吸われる度に快楽の波が身体を駆け巡り伸ばしている足が引き攣った。

「うァッ、あ、アアッ、んんっ、ひじかた、さっ、っ」

無意識に土方の髪の毛をきゅ、と強く掴んでしまう。襲いかかるように何度もクる快感にどうしたらいいのか分からなくて沖田は身体をくね、と捩らせた。狭い為あんまり身体の自由がきかないし快楽を発散させきれない。

「ヒァッ、ちょっ…も、いヤ!やぁッ!」

けれどもチュ、クチュ、と少ししつこいまでにアナルを舐められて快楽を与えられた。 アナルが解れ沖田がもっと奥の方まで刺激が欲しいと思い始めた頃、漸く土方の口がソコから離れた。

けれども息を吐く間もなく土方の肩に足をのっけられる。右肩に左足、左肩に右足を、だ。48手で言う深山の体位である。土方に陰部もその奥のアナルも丸見えだろうその格好に沖田は恥ずかしくてまともに土方の顔を見ていられなかった。けれどもその格好のままアナルにペニスを充てられそうになり少し焦ったように沖田は言った。

「ちょ、まっ!こ、のままっイれるんですかィっ…!?」
「あぁ」
「いやァっ!むりっ、いやァ!」

激しく抵抗する沖田を抑え込んで土方は無理にペニスを沖田のアナルに充てる。いや、と言う沖田の声を無視し乱暴に沖田の細い腰を掴んでぐいと腰を進めた。

「アアッ!!」

一瞬身体全体に痛みを感じけれどもその後は驚くほどあっさりとペニスが入り込んでいった。ゾクゾクと悪寒にも似た快楽が背筋をかける。

「アッ!んんっ、ぁ、あ、アァッ…!」

ピストンをされるとギシギシとラブホテルのベッドでヤる時よりも揺れるのが分かる。土方の言った通りなのが全く癪だけれどもその揺れが絶妙で、正直かなり、悦い。土方の腰遣いとピッタリと合っていて身体全体が快楽に包み込まれているかのように気持ちが良かった。それプラス、体位のせいでいつもは届かない奥の方までペニスが届きその奥の方を擦られると堪らないほどの快感が押し寄せてきた。

「ヒあァっ!う、アんっ、ンっ、あ!あぁっ!」

慣れてしまえば恥ずかしさも快楽に変わって、こんなに足を大きく広げさせられ恥ずかしいところ全部見下ろされていると言う事にさえ感じてしまう。どんどんと気持ち良さが膨らんでいった。丁度良いタイミングで一番感じるところを亀頭で擦られビクビクンッと身体がはねる。それが何度か続いた後、土方は沖田のナカに精を放ちそれと同時に沖田も二回目の絶頂を迎えた。



「はぁ…」

ペニスを抜かれた後力も入らず沖田はぐったりとしていた。狭い車の中で慣れない体位をしたせいかいつも以上に疲れていた。もうこのまま眠ってしまいたいと思う沖田とは反対に土方はもう1ラウンドヤるつもりならしい。ちゅ、と唇を重ねてきた土方に沖田は焦りながら言った。

「ちょっ、まだヤるんですかィ…っ、も、むり…っ変なカッコでシたから腰いてぇんでさァ…」
「我慢しろ」
「無理!」

制止の言葉は無視されて今度は椅子の背もたれを抱え込むような姿勢にされる。ペニスがシートに押し付けられて、痛い。ばたばたと足を動かし抵抗をしていると何の愛撫もなくペニスを突っ込まれた。

「ヒィッ、う、いたぁっ、アアッあ、っ!あ、うぅっ、ンン…!」

ピストンをされる度にペニスが擦れ痛みが襲う。

「もう、やぁっ!アッ!あっ、あぁっ!」







その後、結局あと2回もされて、もう指一本も動かせないと沖田は頬を膨らませて怒っていた。今、屯所へと向かっている車の運転は勿論土方がしていて、沖田は助手席のシートを倒して寝ていた。相当ご機嫌斜めならしく先ほどから一言も喋っていない。

「……総悟、悪かったって」
「……」

沖田とは正反対に欲を発散できた土方はスッキリとした様子で、けれども先ほどから怒り口もきかない沖田に些かイラついてきていた。いや自分が悪いのは確かな事だけれども沖田だって善がっていたじゃないかと土方はそう思う。勿論その点を突けば沖田が余計怒るだろうことは容易く予想できるので口にはしなかったが。
けれど流石にこれ以上黙り込んでいたら土方の機嫌を損ねまた痛い目を見かねないと思ったのか沖田が一言だけ言ってきた。

「もうぜったいっ、土方さんとは車乗りやせんからね!!」
「……(今度は生意気な態度とれねぇほど犯してやる…)」

けれどもその言葉も可愛いとは到底言い難い言葉で。土方は密かにそう思い沖田の腰に響くよう少し乱暴にハンドルを回した。


END


もうあいつらカーセックスでも何でもすればいいよ!何処ででもしてればいいよ!(何怒ってんの)
ってゆーか最近パトカーを見ると萌えてしまって困る。大嫌いだったのに…! 

 内恋愛 050213