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周りが何も見えないとそれだけで驚くほど身体が敏感になる事を沖田はよく知っていた。そ、と触れられるだけで大袈裟なほどに身体が震えそれを快楽と受け止めペニスが震えだす。ほんの少しの快楽が視界を閉ざされるだけで何十倍にも大きくなる事を、沖田は よく、知っていた。 「アッ!んっ、やァ!」 土方は時々無意味(と、沖田は思っている)にセックスのプレイをアブノーマルなものに変える嗜好があった。沖田は始めはノーマルなセックスの方が好きで、アブノーマルなプレイを強いられる度に歯を食いしばりながらぽろぽろと涙を流していたけれど最近ではアブノーマルなプレイも好きになっていた。 気持ち良い事に慣れてきた証拠だ。 今も、いつも愛用しているアイマスクをつけてペニスをアナルに突っ込まれていた。だからアンアンといつも以上に高い声で喘ぐ沖田を薄く笑いながら見ている土方の顔も、沖田には見えていない。 手は縛られていないのでアイマスクを取ろうと思えば沖田にも取れた。しかし取らないのはただ取って土方に叱られるのが怖いからなだけかアイマスクをつける事によってより深い快楽を得られる事を知ってしまったからか。どちらかは定かではないが兎に角沖田はアイマスクをとる事はしなかった。 「やっイタァっ!や!」 土方は激しく腰を使いつつ沖田の身体を甚振った。乳首に爪を立てたりペニスを強く握ったり。 快楽に揺さぶられている頭では得意な気配を読む事すらできなくて沖田は次に何をされるのか怯えなくてはいけない。土方に仕込まれた身体は怯えていてもきちんと感じてしまっていたけれども。 何度かピストンされて精液を放ち土方にも中に放たれやっとペニスを抜かれて沖田はホっと息を吐いた。土方が何も言わなかったのでまだセックスは終わっていないと思い沖田はアイマスクを外さないままふぅと一息吐く。 すると不意に沖田は嗅ぎ慣れた煙草の匂いが鼻につきは眉を顰めた。 セックス中に煙草を吸うなんてマナーのない人だとそう思った瞬間肌に焼けるような激痛を感じ沖田は高く悲鳴を上げた。灰が、素肌に落とされたのだ。 「アッつゥ!!ちょっ、ひじかたさん!」 叫ぶともう一度落とされて沖田は身体を思い切りはねさせて悲鳴を上げる。そしてこれ以上落とされるのが怖くて、落とされるかもしれないというのに何にも見えていない視界が怖くて、アイマスクをとってしまった。 「そういうのは、やめてくだせぇよ!」 「ちゃんとアイマスクしてろよ。面白くねぇだろ」 「やだっ!土方さんも言う事聞いてくれないと、俺もきかないでさァ」 「縛られたいのか?」 「………」 「こたえろよ」 「……ひじかたさんがたばこけしてくれたら…」 兎に角熱い煙草が怖くて沖田は小さな声で言った。すると土方は暫く黙った後あらかじめ近くに置いてあった縄をとった。縛られると思い身体が竦む。 「いや!ご、ごめっ…」 すぐに謝ろうとしたけれどもう遅かった。頭上に両手首を縛られてそれをそこから動かせないように近くにあった机の足に縛られた。そうしてから土方はまたアイマスクを沖田の目に被せる。被せる前に見えた自分を縋るような瞳が強く土方の心に残った。その瞳と目が合った瞬間ゾクゾクとした快楽が土方の背筋を走った。 堪らなく、ソソられた。 「あ、あついのとかは…いやでさァ土方さん…」 「いたいのもいやだ!」 「ね、ねぇ…ひじかたさん?もうしないよね…ねぇ」 暫く何も言わず何もしないでいると沖田は不安そうに何度も土方に語りかけてきた。 こういう時、何も聞こえず何もされない時間が一番怖いのだと言う事を土方は知っていた。沖田を怖がらせる為に暫く何の行動も起こさなかったのだ。 沖田は本気で怯えているようで身体を小さく震わせていた。そんな沖田が可愛くて仕方が無くて土方はつい沖田を苛めてしまうのだ。 土方は震える沖田を観賞しながら煙草を咥えて深く息を吸い込んだ。ふぅ、と息を吐くと共に出てくる煙を沖田の顔にかけてやる。ケホケホッと少し咳き込み上下する肩にまた灰を落としてやる。そしてジュッと次は煙草も沖田の肩に押し付けたのだ。 ヒィイッと悲鳴をあげて激しく暴れるものだから縛られた手首に縄が食い込んで痛そうだと土方は思った。白い肌についた煙草の痕が綺麗だとも、土方は思う。そしてもっとつけてやりたいとも、思った。 身体は欲望にとても忠実だった。煙草を持った土方の手が沖田の白い肌に近づく。その後何度も、沖田の絹を裂くような悲鳴が響いたのだった。 END |
| こういうプレイが好きなんだけど土沖でやるととても違和感がある どうしたものだろうか… どうも沖田が偽者っぽいんですよ どうしたものだろうか… 煙草とアイマスク 050316 |