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夜から降り続いていた雪は朝には止みけれども一晩中降っていたそれは至るところに高く積もっていた。沖田は雪は余り好きではなくて積もった雪を見て溜息を吐く。今日は、見回りの日だった。面倒臭くてサボってしまいたかったけれども休みたいと言ったら土方に叱られて仕方なく土方と一緒に歩いていた。 のだけれども。 暫く歩いていたら土方に人通りの少ない裏道に連れて来られて沖田は眉を顰めさせる。土方の顔を見ると少し目が細められていて頬もほんのりと赤くなっていた。この顔は、欲情している。何度も土方とセックスをした事がある沖田にはそれが分かりけれども何にも煽るような事なんてしていないのにと沖田は思った。 そう、煽る事なんてしてないと沖田は思ったけれども。勿論土方だって何にもされずに欲情した訳ではない。沖田が寒いと言って手に白い息をかけたり土方さんあったかーいなんて言いながら腕を絡めてきたりくしゅん、と可愛くくしゃみをしたりするから悪いのだと、土方は思った。 無理に引っ張ってきた手を壁につかせ早々に腰に手を回してきた土方に沖田はちょっと、とそれを止めに入る。 「土方さん、待ってくだせぇ」 「無理」 「俺が寒さに弱いの、知ってるだろィ…」 沖田は人一倍寒がりだった。それは、土方もよく知っている事のはずなのに。今日だって隊服の上からコートを着てマフラーをして耳あてまでしていたのだがそれらは全て先ほど土方に外されてしまった。大体ヤるのならホテルに行けば良いのに行かないのはきっと自分を寒がらせて困らせて苦しませて楽しんでいるのだと、沖田は思う。 「外で裸に剥かれたら死んじゃいまさァ」 「別に裸にゃ剥かねぇよ」 「でもズボンは下ろすんだろィやめてくだせぇよさむいですから…」 「すぐに熱くしてやるよ」 「やめて!ひゃっ、さっむっ…」 ベルトに手が回され沖田は高い声で拒否したが素早い動作でベルトを抜かれズボンと下着を下ろされてしまう。素肌が剥き出しになり冷たい空気が当たる。その感覚に沖田はふるふるっと身を震わせて足をすり合わせた。 「うわっ死ぬ…さむい、」 「だいじょうぶだいじょうぶ」 「何がですかィ!」 何の確証もなく「大丈夫」を繰り返しながら晒されているペニスに土方が触れてきた。その土方の手が冷たくて、沖田はアアあっ、と喘ぎとも悲鳴とも何とも受け取りがたい声を上げる。しかし勿論それで土方がペニスを触っている手を離してくれるはずがなく沖田はその冷たい手にペニスを扱かれ感じながらも寒さに耐え切れなくて悲痛な声で縋るように言った。 「ちょっ、ヤ!まじで堪忍してっ…家帰ったらす、好きなだけ、…シて良いですからァ…アンッ!」 それは沖田にとって精一杯の譲歩だったのだけれども土方には効かなかった。 「家に帰ったら好きなだけシていいんだ」 「今やめてくれたらですよ!!」 「つまんねぇ」 「いやっ、ちょ、まっ…」 扱く手が荒くなり沖田のペニスはどんどんと熱くなっていく。しかし身体は凍えたままでそのアンバランスさが沖田には耐えられなかった。それを発散させたくてつい、悪態をついてしまう。 「土方さんの意地悪!なんでいっつも言う事聞いてくれねぇんですかィ!意地悪!はげ!ばか!」 「減らず口叩きやがって…」 可愛くない事を言う沖田に土方はペニスは一度離し雪をとるとそれを沖田のアナルに押し付けた。潤滑剤代わりのつもりなのだ。けれども勿論冷たい雪はそれだけで凶器になる。敏感なソコは冷たさをより強く感じさせた。あまりの冷たさに甲高い悲鳴が沖田の口から漏れる。 「ヒィッ!つ、めった!やめてっ!つめたいですってばァ!イヤ!やっ、」 壁に顔を擦り付けて何とか気を紛らわそうとするが冷たくて冷たくてどうしようもなくて。自然と涙が滲んできてしまい沖田はそれをぐい、と乱暴に拭いすぐにでも懇願したい気持ちをおさえ強気に叫んだ。 「あんた最低でさァ!なっ、なんでそんなひどいことばっかっ…」 言いかけたところでビリビリッと制服のシャツのボタンを破るようにして外され沖田は恐怖に押し黙った。土方の乱暴な態度が怖くて身体が凍りついたように動けない。 その上晒された上半身が寒くて沖田は心細くなる。ピンク色の乳首は痛いほどに勃っているのが見なくても沖田には分かった。それを土方の冷たい手で触られて沖田はビクンビクンッと思い切り身体を震わせる。 そして耳元で囁かれた。 「これ以上可愛くねぇ事言うと本当に裸に引ん剥くぞ」 「……っ」 そう言うと沖田は一度一際大きく震えた後大人しくなった。それを見て土方は行為を続けた。すぐ横にある木の枝に積もっていた雪をとって沖田の身体に落としてやる。沖田は高い声を上げたけれどもう抵抗をしてこなかった。 その後は寒さに凍える身体を丁寧に愛撫してやり性感を高めてやった。自分への恐怖と寒さに震える沖田が流石に可哀想になって土方は意地悪はせず丁寧に沖田の身体に触れてやる。冷たかった身体は次第に熱を持っていき土方は柔らかで暖かいその身体を大事に大事に扱ってやった。沖田もその優しい愛撫にうっとりと身を土方に任せていた。 その内アナルが解れてき土方は壁につかせていた手を離させくるっと沖田の身体がこちらにむくようにした。バックで挿入されるのだろうと思っていた沖田が不思議そうに上を見上げてくる。その沖田の顔が可愛くて土方は思わずキスをした。沖田の感じている顔は本当に可愛くて、土方はその顔が好きだった。バックだとその顔が、見れない。勿体無い。ただそれだけの事だったのだが沖田は身体を反転させられ何か酷い事をされるんじゃないのかと不安でキュ、と土方の服を掴んだ。 「やっ、ひじかたさんっ!?」 暫く口腔を優しく丁寧に愛撫された後唇を離されて、その後ズボンと下着を足から抜きとられてしまい沖田は驚いたように声をあげた。けれども沖田の声は無視されそのまま足を大きく開かされて抱き上げられる。体位で言うと、駅弁だ。初めての体位で、沖田は大きく足が開かれる格好に酷く抵抗があった。おまけにズボンを全部脱がされてしまって足まで剥き出しになってしまい寒さをまた感じ始め沖田は困ったような顔で土方を見る。 しかし土方はその顔を見ないようにして沖田のアナルにペニスを宛がい抱き上げる力を少し緩めた。沖田の身体が少し下にさがりそれと同時に土方のペニスがナカに入り込んできアァっと高く沖田は喘ぐ。 「アッ!やっ、ぁっ…」 その初めての感触に沖田は快楽と不安を感じ縋るように土方を見る。けれども土方はその不安そうに眉を寄せる顔に、ピンク色の唇を震わせている沖田に、欲情してしまいただ腰を乱暴に進めただけだった。ヒッと怯えたように震えた声を出し沖田は瞳に涙を溜める。 その涙を溜めた瞳にヒラヒラと舞う雪が映った。どうやらまた降り始めたらしい。沖田はそれをぼんやりと眺めていけれどもそれが身体に当たりビクンッと身体がはねる。 「ひっ、つめた」 大粒の雪はしんしんと音もなく降ってき何度も沖田の身体に落ちてきた。寒さを紛らわす為かキュ、と自分に寄り添ってくる沖田を抱き締めてやりながらペニスでナカをぐちゅぐちゅにかき回してやる。アッアッと上擦った声を何度も上げる沖田。けれどもペニスにまで雪が当たり沖田は引きつった声をあげた。 「アッ、あっ!やァっ」 火照った身体に雪があたる度に身体が仰け反った。雪があたるそこが冷たくて痛くてけれども慣れてくるとまるで愛撫のように、気持ちが良かった。土方によくお前はマゾっ気があると言われて必死にそれを否定していたけれども沖田は何度もあたる雪と土方の絶妙な腰使いに感じながらもしかしたらそうなのかもしれないと朦朧とする意識の中で思う。 一際強く奥を抉るように突かれるのと乳首に雪があたったのとで沖田の顔が快楽に歪みその表情に土方は呆気なく達し沖田もまたナカで射精されその感覚に達したのだった。 END |
| 雪の降る日に 050322 |