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はぁはぁと荒い息を繰り返している癖に。激しく犯されたせいで腰はもうガクガクだし指一本動かすのだって億劫なはずなのに。(と、土方は沖田の事の方を思ったが本当は自分の方が腰が疲れ指一本動かす気力もなくてもう眠ってしまいたかったのだけれども) 「ひじかたさぁん…」 「………」 まだ甘い声で沖田が言うものだから、土方は無視し寝た振りをする事にした。何も言わない土方に沖田は少し寂しげな表情をして土方に擦り寄る。そして猫のように土方の胸板に頬ずりをして土方さん、とまた小さく呟いた。 「あといっかい…、ね?あと一回、シてくだせぇ」 「……」 甘えるようにそう言う沖田に土方は何度目のあと一回だと心の中で呟く。お前のあと一回は信用ならねぇんだよとつけたしてもう放っておいて本当に寝てしまおうと思った。けれども沖田が自分に絡まってきて胸板に頬ずりをしてくるものだからその度に柔らかな髪が首の辺りをくすぐって、それが気持ち良くて、眠れない。 無邪気に寄ってこられて、甘い声で囁かれて、欲情しない訳では勿論ない。愛しいとも思う。ギュっと抱き締めたいとも思う。けれどももうそんな事すらしようと言う気にならないほど、今日一晩でセックスをし過ぎた。もう何度したかすら覚えていない程だ。なのに沖田は先ほどからあと一回あと一回と何度してもし足りないらしく自分を求めてくるのだ。 自分は体力がある方だと自負している土方も毎度の事だがその沖田の貪欲さと性欲にはほとほと参っていた。若い証拠なのだろうがそれでもあんまりにもコイツは性欲が有り余り過ぎていると思う。 「…おきてるんでしょう、ひじかたさん!」 反応を返さない土方に沖田はついに焦れ起き上がるとパシンッと土方のこめかみの辺りを強く平手で叩いて言った。それでも反応を示さない土方に沖田は続けてパシンッパシンッと何度も叩く。流石に何度も同じところを叩かれると痛くて、土方は小さく舌打ちしまた自分のこめかみを狙って向かってくる沖田の手首を掴んだ。 「いってェな、コラ!」 「ほら!おきてるじゃないですか!」 「こんだけ叩かれたら寝てても起きるわ!…ったく」 そう言って土方は寝返りを打ち沖田から顔を背ける。けれども沖田は邪険に扱われる事を気にした様子もなく構わずに土方の身体を揺すりながら強請るような声で言うのだ。 「ね、ね、土方さん、あと一回、ね?シやしょうよ!ね!」 「………。何度すれば気が済むんだテメェは!」 「あと一回だけって、いってるじゃないですかぃ…」 無視しようかとも思ったけれどもどうせまた無理に起こされると思いならば少々キツク言ってヘコませてやろうと思い強く言う土方。けれどもしょんぼりと沈んだ声でそう言われて土方は一瞬ふらふら〜と、手が出そうになりダメだダメだと、思う。 先ほども書いたがセックスを強請られて悪い気なんてしないがもう自分は疲れていた。それに肝心の息子君がもう勃つ気がしない。沖田には年寄りだと揶揄されるだろうから絶対に、言わないけれど。 けれどももう本当に、普通の人なら勃起しないどころか再起不能になるんではないかと思うくらい、シたのだ。 もう沢山だ、そう思い土方はまた強い口調で言った。 「さっきもあと一回っつったろが。本当に、もうシねぇぞ」 「ひっどー…こんなにかわいいしょうねんがこんなにたのんでるのに…」 「…そんなにシたりねぇならその机の奥にバイブ入ってるからそれ突っ込んどけよ」 またもしおらしく言う沖田にドキッとしたのを誤魔化すように土方がきつい事を言えばそれに流石に沖田もカチンッとクる。 「あったまキた!何それっ!」 叫んでからプイと横を向く沖田に少し言い過ぎたかとも思ったがフォローはしないでおいた。また明日の朝慰めてやればいい、そう思って土方は寝ようと思ったのだけれども横からガタガタッと音が聞こえてきてそちらを見る。すると沖田が自分の机を漁っているのが見えた。バイブを入れておけなんて、冗談のつもりで言った土方は慌てる。 「コラ!何勝手に人の机探ってんだ」 「つーん!」 「つーん、じゃねぇよ…っとにお前は」 ハァと溜息を吐いてしかしオナニーで済むのならオナニーさせておけば良いかとも、思った。もうコイツに構うのは面倒だ、良い具合に睡魔も襲ってきてくれているしと、土方はもうそれ以上沖田に何か言う事はしなかった。 「ひじかたさんは寝てれば良いでさァ」 バイブを見つけたらしい沖田がそれを片手にそう言うのを聞き土方はそうさせてもらいます、と心の中で呟き意識を睡眠の方へと動かす。ふわふわともう何にも考えられなくなってきてそのまま眠りへと落ちるだろうと言うその時に。 「アァッ!」 沖田の高い声が聞こえてきて土方は意識を無理矢理戻された。 「アッ!アッ!、やァ!」 「………」 続けて聞こえてくる嬌声に睡魔が吹っ飛ぶ。パチと目を開ければもう眠気なんて一欠けらも土方の中に残っておらずただ沖田の声にまた反応し始めている自分に驚くだけだった。 「ハっ、ぁ、ウ…っ、ぁあ、ん!」 「……………」 「ハァッ、はぁっ、…ンンッ」 そのまま続く沖田の嬌声を土方は目を開けたまま聞く。ヤァあん、と一際高い声で鳴かれたらもう我慢する事ができずに土方はガバッと、起きた上がった。そして沖田の方を見る。すると沖田もこちらを少し冷めたような目で見ていた。 「………なんですかィ土方さん寝るんじゃなかったんですかィ」 「……こえがうるさくてねむれねぇよ」 「…声に欲情して眠れねぇ、の間違いなんじゃねーの」 冷めた目をしていたものだからてっきり自分はもう用無しかと土方は思ったけれどもそう言ってニ、と沖田が笑った。そして自分にくっついてきてチュ、と唇に軽く触れてきたのだ。それだけでアホみたいに胸がドキリとなってしまいあまつさえまたも反応を示してくる自身に結局は自分も沖田にかかれば底なしの性欲の持ち主なのかもしれない。そう思う土方だった。 END |
| 盛れば良い盛れば良いハッハッハ(どうしたんですか)
お手盛り 050416 |